オーダーメイドコミュニケーション研修講師&書道家の岡部あゆみです
友人から面白いと勧められた本
【アーモンド】と読了した
これは韓国で30万部突破した小説で
2017年書店員が選ぶ今年の本にも選ばれたものだった
外国の作品は
原文で読まない限りは訳者が間に入る
その訳の文章によって
読みやすさが変わるので、
外国の作品はあまり今まで自分から手を取って
読むことはなかった
でもこの作品はとても読みやすかった
主人公は16歳の少年
幼い頃父親を事故で亡くし
古本屋を営む母と、口は悪いが優しい祖母の3人で暮らしている
この少年は生まれつき脳にある扁桃体(アーモンド)が人より小さく
怒りや恐怖を感じることができない
その彼の前に一人の少年が現れる
その少年との出会いで変わっていく姿を描いている
その中で本に関して記述しているこのような言葉が印象に残った
【本屋は何千、何万という作家たちが、生きている人も死んだ人も
一緒になって押し合いへし合いしているすごく人口密度の高いところだ
でも本は静かだ。手に取って開くまではまるで死んでるみたいに黙りこくっている
そして、開いた瞬間から話し始めるのだ。ゆっくりとちょうど僕が望む分だけ】
正にそうだなあと思った
開いた瞬間語り掛けてくる
人との出会いと同じで
本との出会いもご縁だ
外に出ることもできない
人と会うこともできない
そういうときに
語り掛けてくる活字と接する時間もいいものだなあと思う
岡部のホームページはこちらから
女性限定 あなたのお話を聴かせてください
書道に関するご案内はこちらから
仕事のご相談はこちらからお願いいたします