言葉と文字は笑顔の源!
産業心理カウンセラー&書道家の岡部あゆみです
永平寺の第七十八世貫首の宮崎奕保氏は、生まれつき体が弱かった
69歳のときに結核で入院する
私の修行もこれまでか・・と思ったある日
病院の窓から桜が見えた
そのときにこう思った
「植物は、自然に任せ、自分が咲くタイミングで咲く
焦ることはない。自分の命を生ききろう」と思った
2年後退院
その後106歳の天寿を全うするまで座禅一筋の生涯を送っている
生前、私はテレビで拝見したことがある
100歳を越えても、毎日の座禅と写経は欠かさす行っていた
言動一つ一つに重みがあり、自分への厳しさと他人への優しさを感じた
植物は自然に委ねている
これって考えてみたらとても怖いことだ
暑い時もあるかもしれない
寒い時もあるかもしれない
充分に咲けないときもあるかもしれない
咲いても風ですぐに散ってしまうときもあるかもしれない
でも、それでも自然に託して、自分の咲くタイミングで咲く
そして、来年もまた咲くタイミングで咲く
生きていると逆境ってあると思う
【逆境】とは苦労の多い境遇、不運な境遇という意味だ
苦労や不運は、思い通りにいかないこと
頑張っても自分の思った通りに行かない時に私たちは逆境だと思う
今、悩んでいる人は咲こうとしている桜をイメージしてほしい
適温になったら咲く
【咲】の語源は元々【笑】の古字とされ、笑うの意味がある
今日の笑顔が明日の咲くにつながる