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産業心理カウンセラー&書道家の岡部あゆみです

ホラー映画の技法として
これから何が起こるか観客に事前にわからせて
より恐怖を煽るというものがある


『Tomorrow明日』という映画がある
原爆が投下される前日1945年8月8日の長崎が舞台の作品だ
ドラマにもなっていたので、TVで見たという方も多いかもしれない

見ている私たちは、明日原爆が投下されるということを知っているが
物語の人々はもちろんそれを知らない

結婚式を挙げる人
赤紙が届き、別れを悲しむ恋人たち
出産を間近に控えた夫婦など

いろいろな人生が描かれる

投下後の様子は描かれない
あくまでも前日までだ

人々の日常が一瞬にして無くなる・・

明日は誰にもわからない
だが、人災ならば食い止めることはできる


ニュージーランドのアーダーン首相が

『核兵器ゼロが広島と長崎の犠牲者への償いになる唯一のこと』と訴えかけた

広島や長崎で起きた惨劇に触れながら、「たった一つの爆弾が破滅を意味します」と強調

概要はこうだ

【1945年8月、世界は核兵器が何をもたらすのかを初めて目にしました。

最悪の結果を生み、爆撃の衝撃で亡くなっただけではなく、
その後も長く続く放射能の後遺症で、人々に想像もできない苦しみや被害をもたらしました。

それ以降も、太平洋などでの核実験による悲惨な影響を目にしてきました。

たった一つの爆弾が、破滅を意味します。
そして、核戦争がそこで終わるとは誰も信じてはいません。

数百万人の命を一瞬にして奪い、環境に取り返しがつかないダメージを与えます。

備えることができないのなら、食い止めるしかないのです。

ですからニュージーランドは、大多数の国連加盟国とともに、核兵器禁止条約を採決したのです。

このことが唯一、広島と長崎への原爆投下や、太平洋などでの核実験によって
苦しめられた人たちに対する報い、レガシーとなるのです】

20年以上前、イギリスに留学していた人が
8月6日の現地の新聞の一面を見てびっくりしたことがあったという
そこには『人類最大の失敗の日を忘れてはいけない』と原爆のことについて
書いていたそうだ

悲劇が再び起きないように
人災はもういらない

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