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コミュニケーションカウンセラーの岡部あゆみです


先日、特定非営利活動法人KHJ全国ひきこもり家族会連合会所属
青森県支部『青森さくらの会』代表の下山洋雄さんのお話を聴いてきた
khj青森県支部青森さくらの会Facebook


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自身もイジメや、体罰を受け、不登校・ひきこもりの経験がある下山さん。
当事者や家族の声を聴いて、様々な活動を行っている。

そのお話の中で印象に残った言葉が2つある

1つ目は
「不登校という言葉には違和感がある。
私にとっては不登校というよりも登校がしっくりくる」という言葉

下山さん曰く
学校に行かなければ、行かなければという気持ちはあったのですが、
極度の不安、下痢、吐き気、無気力、心臓がしめつけられるなどの身体症状があらわれる。
でも何とか力を振り絞りながら、学校の門まで行き、家に戻るを繰り返していたという

そんな中で、下山さんは『いのちの電話』と出会った

「いのちの電話の人は、毎回2~3時間私の話に寄り添ってくれました
その時は心が温かくなりました。同じ目線で向き合ってくれたからこそ
踏み出せるきっかけとなりました。

だんだん自分のことを否定せず、焦らず、
できることから始めてみようと前向きな気持ちになりました。
今でも、体調が悪いときは何日も部屋にいたりすることもありますが
自分でコントロールできるようになってきたこともあり、
長期になることはなくなりました。」と話されていました。

2つ目の印象に残った言葉は、当事者の言葉です。

『ひきこもらなければきっと死んでいた。ひきこもらざるをえなかった』

これは命を守るための行動なのだ!私はそう感じました

行きたいけど、出たいけど、体が、心が無理だと叫んでいる
自分自身を守るために、そういう行動を取っている

今日、新学期を迎える学校も多い

学校に行けないことで悩んでいる親子がたくさんいると思う

私も娘が不登校だったからわかる

でも・・一番大切なのは命だ

子ども達の世界は狭い
学校に行けないと世界のすべてが終わったかのように
道がふさがれているかのように感じることもあると思う

でもでも・・そんなことはない

今は元気を、エネルギーを充電しているときなのだ

『諦めず、慌てず、焦らず』
下山さんは3つのAを教えてくれた

いい言葉だなと思った!

そして私はそれに加えて、当事者の周りにいる人へ3つのMを伝えたい
『認めて、見守り、見いだして』
特性を認めて、成長を見守り、良いところを伸ばしてあげられるような手助けをする

だから今悩んでいる人に送りたい

生きてね!とにかく生きてね!
辛い時は、辛い気持ちを話していいんだよ

オカベは
periyu19940115@gmail.comで待ってるよ