言葉と文字で人を育む書道コミュニケーション講師
岡部あゆみです

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体操女子リオ五輪代表の宮川紗江さんと
女子強化本部長の塚原千恵子氏の対立が話題になっている

発端は宮川選手への指導中に
コーチが暴力行為をしたとして
協会側が無期限登録抹消処分を科した事から

これに対して宮川選手は暴力があったことを認めたうえで
私とコーチを引き離そうとしている圧力を感じたと
塚原氏のパワハラを会見で話したのだ

その宮川選手の会見を受けて
塚原氏はこう言った
「宮川さんが話したことは全部嘘
私が正義だ
いくらかかってもいいから勝つまで戦う」

私はびっくりした

事実はわからない

でも

選手に対して、このセリフを言えるということは
選手のことを全く考えず自分のことだけを考えている
方なんだなと想像した


言葉の選択はその人の人となりを表す
それは自分が窮地に追い込まれたときに如実に姿を現す

アンパンマンの作者やなせたかし氏は
正義についてこのように語っている
「正義とは実に簡単なことなのです
それは困った人を助けること
正義でいばっているやつは嘘くさいんです」

選手を困らせ窮地に追い込むようなことをしてはいけない立場の人が
堂々と困らせている
この矛盾をわかっているのかなと感じる


レスリングやボクシング協会のように
色々な人が絡んで大きくなるような気配のするこの出来事


いつのまにか論点がずれないことを願っている